フロントバンパーをぶつけてしまった
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バンパーをぶつけたときの対処方法
自動車を運転していると、
ついうっかりバンパーをぶつけてしまうことがあります。
「当てるつもりはないのに気が付いたらバックしすぎていてバンパーをこすってしまった!」
なんていった場合に慌てずに直せるか、冷静に判断をしてみてください。
擦ったような傷がついている
こすってしまった場合は、
そのキズの深さがどのくらいであるかを確認してください。
表面だけの比較的浅いキズは、クリア層だけで収まっているケースが多く、コンパウンドで研磨することで消すことができます。
目安としては、水をかけてキズが見えなくなるようであれば、研磨でほぼ消すことができます。
コンパウンドも研磨力の違いで3段階の工程を踏んだ方が良いのか、1工程で良いのかもキズの深さで判断されます。
へこみは少ないが、ガリ傷がついている
クリア層よりも深い、地金まで達したキズの場合は、
研磨だけでは消すことができません。
いわゆるガリキズと呼ばれるキズは
かなり深いキズで、爪を立てると引っかかるものです。
自分で補修するならば、ボディ同色のタッチアップペイントを購入して、キズを埋めたのちに、周辺をコンパウンドで研磨して仕上げます。
同色のタッチアップペイントを手配するには、ボディのカラー番号を知る必要があります。
カラー番号はコーションプレートと呼ばれるアルミプレートに刻印されています。
コーションプレートは通常、エンジンルームか助手席側のセンターピラーにあります。
なお、コーションプレートには車体番号や車両型式やグレードを判別する為のモデル記号なども刻印されています。
わからない場合は車屋さんに聞けば、直ぐに教えてくれますので、一度確認しておきましょう。
タッチペンで少しずつキズを埋めていき、少し盛り上がるくらいまで塗れたら、1週間くらい完全に乾かしてから研磨をして均します。
費用はタッチアップペイント代くらいで、非常に安く直せる反面、塗り直しと比べるとどうしても修理箇所がわかる仕上がりとなります。
修理箇所がわからないような仕上がりを求めるならば、プロの板金屋さんに頼みましょう。
割れてはいないが、へこんでいる
へこんでしまっている場合は、
DIYで直すのは、かなり難易度が高くなります。
DIY修理のひっぱり君なども有りますが、自分でやるにはテクニックとコツが必要です。
時間と興味がある人は試してみても良いでしょう。
一般にはプロに任せることをお勧めします。
キズのないへこみであれば、デントリペアという手法で
塗り直さずに早く安く仕上げることもできます。
親身になってくれるショップで相談してみましょう。
バンパーが割れてしまっている、外れてしまっている
バンパーが割れてしまった場合は、
諦めて交換を検討することをお勧めします。
板金屋さんの中には、キチンと補修して直してくれるところもありますが、
実際の作業としては、
割れた箇所を繋ぎ合わせて、ならし、その後塗装し直すという工程をたどり、費用対効果の面で見ると、交換するのと大差ありません。
修理に出す日数を考えると、補修で直すと早くても2〜3日かかるところ、交換ですると数時間で終わります。
まとめ
以上のように簡単な傷の場合は、自分で補修することができますが、
実際は、多少の技術が必要となりますので、やったは良いが元の状態よりもひどくなったということも起こりがちです。
自分で直せるものか、それともプロに任せた方がよいのかを冷静に判断し、失敗のないようにしましょう。