衝撃!カルロス・ゴーン逮捕!
2019/09/23
平成30年11月19日
本日夕方、日本中に衝撃が走りました。
日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏が有価証券報告書に自らの報酬を過少に記載した金融商品取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕されたのです。
過少申告した額は億単位のようです。
日産によりますと、前々から内部通報により数か月にわたり調査をしていた模様。
逮捕の容疑はおもに3つ。
- 長年にわたり実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載した
- 資金を私的に支出するなどの複数の重大な不正行為があった
- 私的な目的で経費を流用した
代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者も不正行為に深く関係したとして
日産自動車は速やかにゴーン容疑者とグレッグ・ケリー容疑者を解任しました。
ゴーン容疑者は2017年4月1日付で日産自動車の社長兼CEOを退職し、代表権を持つ会長に就任しました。
日産の役員報酬が年間10億円以上と非常に高額で、トヨタの豊田章男社長の3億5000万円とくらべても突出して高額でした。
しかし、今回の調査で有価証券報告書に50億円と記載していた金額が実は倍の100億円であったとのことです。
「世界トップクラスの人材を確保するためには、競争力のある報酬が必要」
これは2010年に語った言葉です。
ルノーのCEOも兼ね、また2016年からは資本提携した三菱自動車工業の会長にも就任し、両社からも多額の報酬を得ています。
世界有数のグローバル企業の役員だとしても10億円以上の役員報酬は一般的に高額だと思われても不思議ではなく、
羨望のまなざしとともに嫉みのような感情を覚える人も多いです。
邪推をすれば、そこのあたりに嫉妬をした反ゴーン体制の人間が画策していたのかもしれないとゆうことも考えられます。
また、社内でも自身のカリスマ性とV回復させた手腕により人気も高く、今回の逮捕は従業員も事前に知らされておらず、
ショックの度合いも大きくなっています。
日産では無資格の従業員による不正検査や、燃費・排ガス試験のデータ書き換えなどの不正が相次ぎました。
また、国内ではもう何年も新型車の発売がありません。
ほかのメーカーと比べても飛びぬけて少なく、国内の日産販売店では売る車がないという非常に深刻な状況に至っています。
2017年にグループ世界販売台数2位になった世界販売と比べ、国内販売はもう何年もトヨタ、ホンダに引き離されて、芳しくありません。
一部では日産自動車の司法取引があったのではないかとの情報もあり、「日産のクーデター」ともいえる今回の解任劇を一つのきっかけにして、国内市場に目を向けて昔の勢いのある技術の日産を取り戻してもらいたいと思います。