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【エアコン修理】ガソリンスタンドで〇〇を入れるのは間違い!?

 
カーエアコン
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梅雨前の時期になるとエアコンのトラブルで持ち込まれる車が多くなります。

「エアコンが効かなくなったので
ガソリンスタンドでみてもらったら、
”エアコンガスを補充しておきますね”
と言われたので、お願いしたけど、
やっぱり冷えない!」

といったご相談を受けました。

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改善されなかったという事なので、おそらく故障個所の見立てが違ったのでしょうね。

エアコンが効かなくなった=エアコンガスが減っている(無くなっている)

と判断する人が多いのですが、間違いです。

症状で修理箇所がわかる!

エアコンのトラブルにもいろいろな種類がありますので
その症状により故障個所や内容が違ってきます。

また、その内容をお聞きすることで故障個所を推測することができます。

ですので、エアコンの修理をご相談する際には

いつごろから(昨日から)
どのような場面(エアコンのスイッチを入れた時)で、
どのような症状(風自体は出るが冷たくならない)
になった

というようにお伝えください。

症状別には
➀風は出てくるが、冷たい風が出ない。
➁スイッチを入れても風自体が出てこない。
➂マニュアルスイッチの場合で、1段階、2段階では風が出ないのに、
3段階は風が出てくる。
➃スイッチを入れるとゴロゴロと音がする
➄暖かい風が出ない
とこのようなものがあります。

エアコンの仕組みってどうなってるの?

エアコンの原理と仕組み

冷たい風(クーラー)の仕組みを簡単に説明すると

コンプレッサーで圧縮され高温高密度になった冷媒(エアコンガス)をコンデンサーで冷やし、高圧力の液体にした後、エキスパンションバルブで微小なノズル穴を通しエバポレーター内に噴出し、その際の気化熱を利用してエバポレーターを冷やし、そこにブロアモーターで風をあて室内に送り込むというものです。

冷媒は循環してコンプレッサーに戻り、再び圧縮されるというサイクルを繰り返します。

それに対して暖かい風(ヒーター)は

エンジンが発する熱を冷却水を介して室内に循環させて暖かい風を作っています。

そして両方の風を混合してちょうどよい室温を保っています。

症状①風は出てくるが冷たい風が出ない

最も多い症状は
風は出てくるが、冷たい風が出ないというものです。

基本的にはエアコンガスは密閉されているため、ガス自体が消費されたり、サイクル外に出てしますことはないのですが、
長年使用していると劣化等により徐々に減ってきます。
しかし、10年使用してやっとエアコンガス200g缶ひとつ、という程度の減り方です。

確かにガスが減っている場合はガスを補充することで冷たい風が出るようになりますので、
先ほどのガソリンスタンドでの作業が全くの間違いとは言えませんが、
修理ではなく、応急処置だといえます。

ガスを入れても「すぐに冷えなくなる、もしくは全く冷えない」ならば、
どこかから漏れていると考えられますので修理が必要です。

漏れの個所によって修理代はホース関係であれば1~2万円程度、
コンプレッサーやコンデンサーなどであれば数万円と幅があります。

当然、経年劣化によりエアコンガスが減っているような場合もあり、
その場合はエアコンガスの補充で正常に冷えるようになります。
ただ、やみくもにガスの補充をすると今度は入りすぎでコンプレッサーの安全装置が
作動し、コンプレッサーが動かず冷気が出ないという症状も多々あります。
「スタンドでガスを入れましょうと言われたので入れたら冷えなくなった!」
といって、ご相談に来た方の車をみるとガスが入りすぎでしたので、
少し抜いてあげるとまた正常に冷えるようになったということもありました。

症状➁スイッチを入れても風自体が出てこない

スイッチを入れても風自体が出てこない場合では
エアコンスイッチ自体の不良、ブロアモーターの不良、ヒューズ切れなどが
考えられます。
ヒューズ切れの場合は、今度はヒューズが切れた原因があると思われますので、
そこまでみておいた方が良いです。

故障とは少し違いますが、以前同じ症状で入庫したお車では
ユニット内部にネズミが巣を作り、それが邪魔をしてブロアが回転しないという
ケースがありました。
エアコンスイッチを入れた瞬間からものすごく嫌な臭いがしたり、
エンジンルーム内にも落ち葉などが多く入り込んでいる、
ケーブル類がかじられているなどがあると
ネズミが入り込んでいる可能性がありますのでご注意を。

症状➂スイッチ1・2では風が出ないのに3は風が出てくる

マニュアルスイッチの場合で、1段階、2段階では風が出ないのに、
3段階は風が出てくる場合は
エアコンスイッチのファンレジスターの不良が考えられます。

症状④スイッチを入れるとゴロゴロと音がする

スイッチを入れるとゴロゴロと音がする場合は
コンプレッサーの不良が考えられますので
コンプレッサーの動作を確認してください。

コンプレッサーのベアリング部分にガタができて
正常に回転していない可能性があります。
この場合ベルトを外し、手で回転させても音が出たり、
重く抵抗があったりします。
そうなると、コンプレッサーの交換です。

ちなみにコンプレッサーなどの部品は新品(メーカー純正品及び社外品)、
中古部品、リビルト部品と選択ができます。

古くなったお車に新品部品を付けるのがもったいないと思われる場合は
リビルト部品や中古部品をお勧めすることもあります。
※リビルト部品とは
中古部品を分解、オーバーホールして新品同様の性能を持たせた部品。
価格は新品の6~7割程度でお手頃。

症状➄暖かい風が出ない

暖かい風が出ない場合は冷たい風が出ない場合と
少し事情が違います。

暖かい風(ヒーター)は冷たい風とシステムが違い、
エンジンの熱を冷やしている冷却水の熱を利用して
温風を送っています。

温風が出ない サーモスタット不良

エンジンの熱をコントロールしているサーモスタットという弁の動きが悪く
冷却水が温まらなくて温風が出ないことがあります。
この場合はサーモスタットを交換すると正常に暖房が使えるようになります。
費用はおよそ1万円までです。

温風が出ない 冷却水不足

また、冷却水自体が不足しているケースもあります。
冷却水が不足しているとヒーターユニットに熱が伝わらず、
いつまでも暖かくなりません。

上記の2つのケースではヒーターが使えないだけでなく、
エンジンのオーバーヒートにもつながりますので、早急に修理をしましょう。

温風が出ない エアミックスドア不良

オートエアコンが装備の車では
冷気と暖気を混合するエアミックスドアという仕切りがあり
この仕切りが冷気側で固着して動かなくなっている場合があります。
この場合はダッシュボードを下ろしたりする作業になることがありますので、
修理工場に相談してください。

症状➅走っていると冷風が出てくるが、信号待ちでは風がぬるくなる

走行中は冷風が出てくるが、信号待ちで止まるとがぬるい風が出てくるという症状があります。

走行中は自然とコンデンサーに風が当たるため、正常時と同等程度に
冷えるのですが、信号待ちで止まると
コンデンサーを冷やすためのコンデンサーファンが動かず
コンデンサーを冷やし切れていないため、ぬるい風しか出ないという症状です。

電動ファンが作動しているかどうかを確認してください。

このケースの場合、コンデンサーファンといっしょにラジエーターファンも
動かなくなっているケースが見受けられます。
この場合もエンジンのオーバーヒートにつながりますので、早急の修理を
お勧めします。

まとめ

エアコンが調子が悪いからといって、

やみくもにガソリンスタンドでエアコンガスを補充するのは間違いです。

それはただ単に応急処置をしているだけだからです。

本当はもっと深刻な故障が隠れているかもしれないケースを

応急処置でごまかすことでさらに深刻な事態を招いているかもしれません。

そうならないように、気軽に相談できる工場に相談してください。

 

 

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